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2008/06/15 関東ダートトライアル第5戦
梅雨真っ只中の時期に野沢オートランドで行われた第5戦は朝から快晴だった。
過去野沢オートランドでは良い結果が残せずにいたが今年は直巻きバネでギャップ対策をメインにここまで仕様変更を繰り返し熟成させてきたので足回りに関してひとつの答えが出る大事なイベントだった。
今年初の改造車仲間3台による事前テストもできてデータは豊富だった。
コースはブラックマークがつく所もあるが事前テストでの最高速はウェットタイヤもドライタイヤも変わらない。
GPSロガーのおかげでどのタイプの走りと車がどこのコーナーが速いかという細かい分析まで出来ていた。
テスト結果からギャップ対策とリズムにのるための対策をグループ4さんとディスカッションして微調整の仕様変更を行って挑んだ本番1トライ目。
コース途中でGPSロガーがはずれステアリング付近にぶら下がるというアクシデントで内周セクションは集中できずにリズムにのれなかった。
高速セクション後の中間タイムはベストを取るもののファイナルタイムは2番手。
トップとはコンマ5秒差。
電気系のトラブルもありシフトインジケータが点滅しなかったので速い回転域を有効に使えなかったせいか加速がうまくできていなかった。
1コーナーまででコンマ5秒遅いという悲しい結果だったがサスペンションには問題はなかったのでGPSロガーがはずれないように対策をして2本目に備えた。
路面はブラックマークが多くなりスーパードライをチョイスするドライバーも増えた。
1本目のトップはウェットタイヤだったがデータが豊富な今回はタイヤ選択にもあまり悩まずに済んだ。
リズムさえつかめればタイヤのパターンの差は出ないと分かっていたのでタイヤはフロント山無しのドライタイヤ。
1本目の走行よりもフロントのグリップで曲がり、あまり車をスライドさせないスーパードライタイヤでのドライビングをミックスさせたスタイルでロス無く攻めるイメージ。
1本目トップタイムの1分35秒台がウェットタイヤでのタイムであること、自分のスタートでの失敗や内周セクションでのアクシデントを考えると2本目は33秒台の勝負になると思っていた。
ギャップが増えても34秒台ははずせないと考えていた中、前走の1本目トッぷの金枝選手は34秒台前半。
何もかもがデータ通りで進んだ今回は荒れた路面にも慌てることなく冷静に攻める事が出来た。
抑えどころは抑えて走るがコース後半に落とし穴が待っていた。
コース後半のクランクで立ち上がりのラインがずれてしまった。
いつもならそんな事では慌てないのだが今回はあまりにもロガーのデータが頭に入っていたので頭が真っ白になってしまった。
立ち上がりラインが内側になった事でサイドブレーキを引くと遅くなるというデータのあったゴール手前2個目のコーナーのイン側につくのが早すぎた。
ここでいつも通りサイドブレーキを使ってしまえば手前コーナーの失敗をリカバー出来たかもしれない所で迷ったままコーナーに侵入した結果、失速ぎみのアンダーステア。。。
ゴール手前は無難にまとめるもトップからコンマ3秒差の2位変わらずで終わってしまった。
豊富なデータに助けられ、そのデータによって自滅するという皮肉なリザルトになってしまった今回の野沢オートランド。
結果は2位という形で終わったが去年とは違う車に進化できていたのは間違いない。
前半の集大成とも言えるイベントは大進歩と言える物だったと思う。
後半はいよいよリアのトラクションという難しい部分を煮詰める。
今回の野沢オートランドでも「車が遅い」という声が多かった。
パワー的には今までで一番出ているのだが速くは見えないらしい。
うまく加速させるというシーズン初めからの課題がここでも出てきた。
「ドライビングミスからの立ち上がりトルクの無さは仕方ない。」というインプレッサの宿命だと思っていた部分は金枝選手との比較で見事に打ち消されてしまった。
TSスミヤマでもここから先はタービン変更が必要と言われて分かっていた事だがドライバーとしては歯がゆい。。。
しかし、今回3位の中村選手はGC8での結果であり、ロガーで比較しても最高速は変わらないほどのポテンシャルを見せている。
パワー=タイムというだけではないのがグリップの低いダートラ競技の面白さなので去年のハイパワー遠藤選手との戦い同様、トータルパッケージの向上を少しずつでも形にしてタイムに反映させたいと思う。
グループ4さんとのディスカッションでは既にリアの課題が分かっているので現在別タンク付に改造製作してもらっており、シーズン後半に向けてテストの準備に入っている。
トータルバランスを高める事でトップを狙っていくというスタイルをやり尽くしたいと思う。
                         
                                                    
            
 1トライ目〜S3クラス(金枝選手、中村選手、大橋選手との比較)  画像提供〜中村選手



                                                    


 2トライ目〜S3クラス(金枝選手、中村選手、大橋選手との比較)  画像提供〜中村選手



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