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2007/9/16 関東ダートトライアル第8戦
残暑厳しい暑さの中で行われた第8戦は直前に天気予報が変わり快晴の中で行われた。
コースにはアスファルトのガラが大量に搬入され、路面が全く変わったという情報があったので前週にショックのテストもかねて走りに行っての本番だった。
路面は硬くなってはいるもののうねりがひどく、4WDのスピードではモーターボートのようだった。
今回のショックの仕様変更は前回の丸和でのフィーリングのズレの見直しという微調整のものだったので野沢では何の問題も無く、次回丸和に向けても手ごたえのある雰囲気に変わっていた。
ここ野沢オートランドはストップ&ゴーのレイアウトとギア比がインプレッサには合わない事。
荒れた路面で車速&回転を維持できない事などでインプレッサには辛いコース。
過去のリザルトを見てもあまり良い思いではなかった。
そんなコースなので丸和へのテストという気持ちで1本目を気軽に走ってみるとなんと1秒以上速いぶっちぎりのトップタイムだった。
路面は砂利が飛んで所々ブラックマークになっていたので2本目は山無しタイヤをチョイスした。
2本目のスタート前には逆転されていたので「頑張ろう」と思って一生懸命アタックしたらタイムダウンだった。
これといった大きいミスは無かったつもりなのだが?のタイムダウンで、遠藤選手や他の選手も同じ状況のようだった。
モーテックも猛勉強中で今回からデーターロガーによる1トライ目と2トライ目の走行データを分析できるようになった。
これはその中の一部のグラフだが1番上がアクセル開度とブレーキを距離で表す。
真ん中が1トライ目と2トライ目のタイムバランス。
下がスピードと距離のバランスを示している。
一番下の大きいグラフはアクセル開度とブレーキ、スピードを時間で表している。。
データーというのは怖いもので全ての結果がここに現れていた。
1トライ目よりも2トライ目の方が最初のストレートで遅くなっている。
1コーナーのギャップであおられた分、脱出速度が遅くなって車速のノリが悪い。
ここのセクションではタイヤがグリップした分で同じ車速に追いつくがその分減速も早くなってしまっているのが分かる。
バックストレートへの進入のセクションは自分でも失敗したと思っていた所だが、やはりストレートへの脱出スピードが遅い。
バックストレートのうねりではタイヤが地面から4回離れているのがわかる。
そんな状態なのでトップスピードも1トライ目の方が速く、到達時間も2本目の方が遅くなっている。
バックストレートのブレーキ開始ポイントは遅くなりドライバーのちょっとした頑張りが見えるが、コーナーへ突っ込みすぎて立ち上がりに同じ加速を始めるまでに約1秒近くかかっている。
内周セクション前半では失敗したと思っていた島まわりのセクションではやや挽回していた。
ゴール間際の連続鋭角ターンで一つ目のコーナーでブレーキが甘く、ギャップを気にした分立ち上がりに時間がかかっている。
グラフ1番上の赤く下に伸びた線がブレーキになるので緑の2本目はいかにブレーキを踏んでいないのかが分かる。
これらのデータからコース状況としては前半はグリップ向上で後半はホイールスピンもしくはうねりで飛んで加速していない事もわかった。
中盤までは1トライ目と同じくらいのタイム差だが後半に2秒以上ロスしていることが分かる。ベストタイムの梅津選手は22秒台で自分は24秒台だったのでこのタイム差からも納得のいくデータだった。
まさに気合が空回りというおそまつな結果が浮き彫りにされたロガーデータだったが、走行後にドライバーの記憶とフィーリング以外の所で細かく分析できるのは今後大いに役立つ武器になると思う。
明らかな失敗と車速が乗っているからが上の動きの区別が後で理解できる。
同じモーテックM4を使っている選手と1トライ目後に比較できれば2トライ目に向けた作戦も作りやすいとは思うが、スピードセンサーを使用していなければならないので同条件のECUで動いている競技車となると限られてしまう。
全日本のトップチームはGPSによる走行データで分析を行っている。
全日本車両ともなるとエンジン制御もバラバラなので共通のGPSを使うことでデータを分析している。
これによりおのおのの区間タイムの比較はもちろん、車速、加速G,横G、トレースラインまで比較できるというから驚きだ。
モータースポーツはデータが命とも言える事から今後の課題として、もう少しモーテックとパソコンを勉強すれば車以外の部分で速くなれるかもしれないという発見のあったイベントになった。
今回でシリーズ2位も決定したので最終戦は今シーズンの集大成として有終の美を飾れるよう、思いっきり走りたいと思う。
 


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